タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ビール製造最大手のシンハ社によると、今後非アルコール飲料の事業を拡大する予定だという。これは、非アルコール飲料の品揃えを増やすもの。炭酸飲料水市場は、360億バーツだとされる。同社は昨年、非アルコール飲料の売上高が、900億バーツだったとのことだ。これは、同社全体の売上高の12%を示すもの。これを今後5年間で全体の売上げに対して33%まで引き上げることを狙うとしている。

　タイ国内の炭酸飲料水市場は、コカ・コーラとペプシ・コーラが独占的に展開していたという。しかし、アジェ・タイ社が展開する「ビッグ・コーラ」は、短期にこれらの市場の30%を獲得したとされる。この事態を受け、シンハ社が保有する物流拠点を有効に活用すれば市場の拡大につながるとのことだ。

　一方、短期的にシェアを拡大したアジェ・タイ社首脳は、同社の勢いを継続させるため、4000万バーツを今年第3四半期に投じて維持する計画を明らかにした。同計画は、韓国の人気スターを起用して同社製品の販促を行うもの。

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