タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　エプソン(タイランド)社首脳は、この程、業務用や工業プリンター市場に移行しつつあると明らかにした。これは、消費者に対するプリンターの売上高が減少傾向にあるため、同社が執った措置。同措置により、今月同社はファッション市場を狙って繊維用のプリンターを市場に投入する予定とのことだ。同社はこれにより、シルク・スクリーンによるプリント・システムを取り込む意向だとしている。

　同首脳は、このプリント・システム導入により、これまでより安価にデザインすることが可能となると指摘した。これにより、これまで対応が不可能だった中小企業が容易に対応することができるとされる。タイ国内には、繊維プリント企業が400社あり市場規模は、年間ベースで1億2000万バーツとのことだ。

　同社は近く、クラウド・ベースのプリンターを市場に投入するという。これにより、これまで店舗やレストランに点在していたプリンターを集約することが可能となるとされる。同首脳によると、業務用プリンターや工業用プリンターの売上高は、年内に全体に対して55%を占める見込みだとしている。2015年には、60%に上昇する見込みとのことだ。

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