タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　代替燃料開発効率局首脳は、この程、タイ国内で効率化されたガス・コンロの使用を促進する意向を明らかにした。これは、調理用ガス価格上昇の影響を緩和することを狙ったもの。しかし、タイ政府が調理用ガスの販売価格を抑制しているため、庶民は省エネ化されたガス・コンロに関心を抱いていないとしている。

　国内のガス価格は、世帯用は1キログラム当たり18.13バーツに設定されており、これに対して、自動車用ガス価格は、12.38バーツだという。また、工業用ガスの販売価格は、28.07バーツに設定されているとのことだ。ガスの世界的市場価格は、1キロ当たり24.13バーツへ上昇を示しているとされる。このため、世帯用や自動車用のガス価格を今年7月から引き上げる意向だとしている。

　同首脳は、ガス価格引き上げに踏み切る前に、効率化されたガス・コンロの販売を促進する予定だと述べた。これにより、ガス価格上昇を吸収させる意向だという。新コンロの販売価格は、従来より10%上昇するものの、ガス販売価格上昇を充分に補填することが可能だとしている。

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