タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　バンコク・ポスト紙が、この程報じたところによると、昨年末まで展開された第1台目自動車購入に関する税還付政策により、中古車市場の販売価格が下落を示しているという。中古車市場の販売価格が、ダウンを示したのは昨年9月からだとされる。税還付額は、最大10万バーツとなったため、中古車を購入する消費者が新車購入に多数流れたとのことだ。とりわけ、中古小型車の購入より新車のエコカーへ流れたとしている。

　また、同政策が実施されたため、中古車ディーラーは競争力を維持するため、販売価格を低下させたという。物品税局によると、同政策を利用して販売された新車台数は、125万台にのぼったとのことだ。このうち、今年第1四半期に85万台が納車されたとしている。中古車は、一般的に新車価格の30%安価だとされるものの、毎年5～10%中古車価格が低下しているという。新車と中古車の販売価格帯の差は、整備や修理費を盛り込んでいるとされるもの。新車と中古車を比較して価格差が50%にのぼる車種は、高級車のメルセデス-ベンツ、BMWやミニ・クーパーだとしている。これに対して大衆車のトヨタ、いすゞ、ホンダなどの中古車販売価格は、新車に対して10～20%の差額に留まっているとのことだ。

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