タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ボルボ・グループ(タイランド)社首脳が、この程、明らかにしたところによると、来年大型トラック市場が2万5000～2万8000台にのぼる見込みだという。これは、タイ国内の経済環境が好転することと、政治的安定によるもの。同首脳によると、大型トラック市場の特徴としては、経済成長に伴い、人口増加や物流会社の拡張に左右されるものだという。とりわけ、タイ国内の公共輸送機関などのインフラ整備が、トラック販売を促進するとされる。

　年内のトラック販売台数は、全体で1万7000～2万台で推移する見通しだとしている。これに対して、昨年の販売台数は、3万台だったとのことだ。同社の今年初め8カ月間の販売台数は、600台だったという。このうち、400台がボルボ・ブランドで残り200台がUDトラックだったとされる。同グループは昨年、ボルボ・ブランドを858台販売し、UDトラックは360台だったとしている。これは、前年比でそれぞれ6.85%、163%の増加を意味するもの。

　ボルボ・ブランドは、2008年にタイ市場で投入され、これに続きUDブランドが同グループにより販売開始されたという。同社は、取り扱うトラックを増やし、今年8月からクエスター大型トラックを市場に投じたとされる。同モデルの生産は、バンコク東部に位置するバンナー・トラート通りの工場で生産されているとのことだ。同ブランドは、UDトラックの格安版だとしている。

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