タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　エプソン・タイランド社首脳は、この程、同社売上高の2桁成長を維持する計画を明らかにした。同計画は、インク・ジェット方式でインク使用量を最小化する製品を出して、コストを低下することを狙ったもの。同社は、消費者購買力が低下しているため、商業や工業セクターに重心を移行しているとされる。同首脳によると、タイ国内の経済状況は芳しくないものの、同社の売上高成長率を15%に設定しているという。同首脳は、国内の高級インク・ジェット・プリンター市場は既に、競争が激化していると述べた。

　同社は、Lシリーズと称されるインク・ジェット・プリンターを市場に投入したとのことだ。これまでに、200万台を販売したという。同首脳は、製品の保証期間をこれまでの6カ月間から1～2年へ延長したと述べた。また、同シリーズの製品販売価格帯は、4690～11900バーツだとされる。これは、個人利用者や法人利用者を広く取り込むため。また、同社は新製品の販売価格帯を5%引き下げ、顧客ベースを拡大する意向だとしている。同市場は、昨年比で5～10%の成長を示し、18億バーツにのぼる見通しとのことだ。

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