タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　デパート・チェーン最大手セントラル・グループ傘下の上場商業施設開発、セントラル・パタナ社(CPN)首脳は、この程、タイ国内で営業するモールの店舗数を、2024年を目処に倍増させる計画を明らかにした。同計画は、同年に向けて約50店舗を増設するもの。

　CPNは、2018～2024年にかけて20店舗を新設する予定だとされる。この店舗増設を実現化するため、年間ベースで150億バーツの資金が伴うとしている。このうち、10店舗の新設はバンコク都内で実施され、残りは地方都市で展開されるとのことだ。CPNはこのうち、4店舗は100ライ(1ライ=1600平米)以上にのぼる巨大商業施設を設置する意向だという。

　同首脳は、来年末までに発効予定のASEAN経済コミュニティ(AEC)により、CPNにとって有利に動くと述べた。ASEAN市場が統一化されれば、国境沿いの地方の経済は伸びを示すとされる。CPNは、25件のショッピング・センターを運営し、売り場面積の合計が550万平米に達しているとしている。CPNは既に、来年から2017年にかけて53億バーツを投じて、バンコク都内及び地方都市で6件の商業施設を開発する計画を推進しているとのことだ。

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