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タイ繊維業界は、世界景気依存か?
 タイ繊維製造協会首脳が、この程明らかにしたところによると、来年タイの繊維輸出が5%の拡大を示す見込みだという。しかし、この成長を達成するには世界経済が好転することが前提だとされる。同首脳によると、来年の同業者の伸びは、平均3%となる可能性が高いとしている。世界経済が好転すれば、5%成長も可能とのことだ。同業者の輸出が、ゼロ成長を示す可能性は、来年世界経済が思うような回復を示さない場合だという。

 同協会によると、今年の伸び率は、昨年比で2%に留まる見込みだとされる。これを輸出額に換算すると、30億ドルとなるとしている。これは、特恵関税(GPS)が欧州で来年早々に廃止される見通しのため、駆け込み需要が増加したとのことだ。欧州でGPSが撤廃された場合、来年から12%の関税率となるという。現在の関税率は、9.6%だとしている。これにより、タイ製繊維はベトナムのものと比較して、競争力が低下する見込みとのことだ。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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