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景気回復が遅延か?
 タイ中央銀行(BOT)首脳が、この程、明らかにしたところによると、今年第3四半期の輸出量が、昨年同期比で2.7%の減少を示したという。これは、タイ国内経済が今年同期に回復を示す予測だったのが、遅延したことを意味するもの。同首脳によると、輸出とタイ国内消費が停滞しているため、国内経済の回復が遅延しているという。BOTによると、年内の輸出成長率はゼロ成長を示す見込みだとしている。

 国内の景気回復が遅延している要因は、世帯当たりの借金額の増加や、農作物の価格が下落していることも一因だとされる。また、個人消費も今年第2四半期にゼロ成長を示した後、今年同期に僅か0.5%の拡大を示したとのことだ。同首脳は、政府公共投資が今年同期になされたものの、規模が小額に限定されたため、経済効果が薄いと指摘した。

 今年同期の回復は、期待されていたものの、BOTの予測を下回ったという。これは、今年第4四半期から来年にかけて、国内景気が回復を示す見通し。BOTは、注意深く状況をモニターするとされる。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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