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　上場家電・電子部品製造デルタ・エレクトロニクス(タイランド)社首脳は、この程、資金190億バーツを準備して企業買収を実施する計画を明らかにした。同計画は、台湾企業を買収する予定のもの。同社は先に、欧州の電力供給設備業者を買収する意向だったとされる。しかし、買収に関する協議を重ねたものの、成立しなかったとしている。この後、台湾企業からアプローチがあったとのことだ。

　同首脳によると、海外の企業買収は世界的なシェアの拡大のため、不可欠だという。同社の売上高は、昨年の450億バーツから10%増を目指すとされる。昨年の純益は、59億バーツだったとしている。今年第1四半期の売上高は、110億バーツだったとのことだ。これに対する純益は、15億バーツだったという。

　同首脳は、電子部品の主要市場は、自動車と通信産業だと述べた。また、欧州や米国企業が多数の電子部品を輸入しているとされる。ASEAN市場も、経済成長と共に電子部品の需要が向上しているとのことだ。同社の売上高の60%は、欧州からで構成され、米国が20%、残り20%はアジアからだという。

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