タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　日産モーター(タイランド)(NMT)社首脳は、この程、エコカー第二次計画を推進する計画を明らかにした。同計画は、タイ政府により生産開始時期が明確化されていないにもかかわらず、NMTが実施するもの。同首脳によると、NMT本社ではエコカー計画は、最優先事項となっているという。NMTは、2007年にエコカー計画を推進して288億バーツの資金を投じたとされる。2010年3月に同車、マーチを市場に投入したとしている。これに続き、2012年にはアルメーラを発売したとのことだ。

　NMTは昨年、エコカー第二次計画に参入する意向を示したという。これにより、68億8000万バーツの資金を投じて、更に12万3000台のエコカーを生産し、2万セットの自動車部品を製造する予定だとされる。NMTは、昨年末時点で23万台のエコカーを生産したとしている。NMTは、タイ国内のエコカー市場の15～16%を占めたとのことだ。

　同首脳によると、既存施設のアップ・グレードを行い、エコカーを製造するのではなく、新施設を設置してエコカー生産を展開することに重点を置いているという。NMTは、エコカー改善を実施しており2酸化炭素ガス放出量も、1キロメートル当たり100グラム未満を目指しているとされる。NMT2車種のエコカーのガス放出量は現在、1キロメートル当たり120グラムだとしている。

ARKでは、タイで発行されている新聞記事の中からご希望のテーマに関する新聞記事をご提供するクリッピングサービスを行っております。 クリッピングサービスに関するお問い合わせは以下よりお気軽にご連絡ください。