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メークが、ASEANを有望視
 ドイツに本拠を置く製薬会社メーク・タイランド社首脳は、この程、タイを含めASEAN地域に工場設置することを検討していると明らかにした。これは、ASEAN経済コミュニティ(AEC)が、来年後半に発効する予定を見据えたもの。同社は、新工場の設置により、輸送コスト削減やASEAN市場の動向に対して、機敏に対応することが可能となるとされる。本社は現在、ASEAN市場でどの国に工場を設置すれば優位となるか、アセスメントを実施しているとのことだ。

 同首脳によると、本社はハイテク薬品をASEANで製造する意図はなく、タイが有望だという。また、新工場を設置した後には、周辺国家の市場をカバーする意向だとされる。本社は、ASEAN市場に工場を設置することで、製造コストを軽減することができ、世界的な競争力が向上するとしている。

 同グループは、ASEAN地域では既にインドネシアで製薬工場を運営しているという。タイ国内では、液体ビタミン剤を数年前から製造しているとされる。タイ国内で製造されている製品は、ドイツで製造している品質と同等だとしている。同グループは、AECの発効によりASEAN市場が有望と見ている。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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