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TNSCが、輸出成長予測を修正
 タイ荷主評議会(TNSC)首脳が、この程、明らかにしたところによると、今年の輸出成長率が1~1.6%の幅で推移する見込みだという。これは、TNSCが先に予測していた3%から下方修正されたもの。TNSCの輸出成長率に対して、商務省は3.5%を依然として維持しているとされる。タイ中央銀行(BOT)は、3%未満と見ているとのことだ。同首脳によると、今年6月にタイの輸出はやや上向いたものの、世界的に拡大しつつある各国の紛争が世界経済に影響を及ぼすという。これらは、イスラエル=ガザ地区やウクライナ=ロシアが主要なものだとされる。これらの世界的不安定要素が、海上保険の高額化を誘引しているとしている。

 BOTは、商務省の見込みより輸出成長率が下回ると見ている。これは、農作物の価格下落や日本、中国の経済が芳しくないことによるもの。BOT首脳は、日本経済は消費税率上昇により、タイの輸出スローダウンを招いたとされる。これに対して、中国への輸出は、今年早々から経済の停滞で影響を受けていると述べた。BOTは、今年3月にタイの輸出が4.5%の伸びを示すとの見通しを立てたものの、3%へ下方修正を行ったとのことだ。今年上半期の輸出は、昨年同期比で0.1%の下落を示したという。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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