タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　クルンタイ・カード社(KTC)首脳は、この程、地方都市でクレジット・カード利用者を増加させる計画を明らかにした。これは、プラユット・チャンオチャ大将が率いる国家平和秩序評議会(NCPO)が、早々に米作農家に対する支払いを実施したことによるもの。プラユット氏が、実権を掌握するまでのインラック・シンナワット政権は、国内の農家に対して市場実勢価格より高い価格で政府が買い取る政策を推進していたとしている。しかし、同政策は破綻し、タイ政府が各農家に対して支払いを約半年間遅延していたとされる。

　同大将が、実権を掌握した後、農家に対する未払い金を速やかに支払うよう指示したという。これにより、バンコク都内の人口より地方の人口が多いため経済の底上げとなっているとされる。地方都市の消費者購買力が、回復を示すことにより都内に位置する企業のプラスとなっているとしている。

　KTCは、年内に40万件の新規顧客が見込めるという。これにより、クレジット・カード利用額が、前年比で15%の増加を示す見通しだとしている。

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