1. HOME
  2. タイビジネスニュース(2014年7月)
  3. 並行輸入車が、不公平待遇?
並行輸入車が、不公平待遇?
 自動車輸入販売協会首脳が、この程明らかにしたところによると、今年の輸入車販売台数が、約3000台に落ち込む見通しだという。これは、納車前の検査基準が厳格化したことによるもの。新基準は、品質やガス放出に関するものだとされる。輸入車の販売が減少することで、政府の税歳入も縮小する見込みだとしている。昨年は、70億~80億バーツだったものが、今年50億~60億バーツに留まるとのことだ。数年前までは、100億バーツだったという。

 新基準の導入により、工業省が各輸入業者に対して、タイ工業基準研究所(TISI)で試験を受けるよう指示されたとしている。同首脳は、新基準により輸入業者は、不公平に扱われていると述べた。輸入車のテストは、バンコク近隣サムットプラカン県のタイランド自動車研究所で実施する必要があるとされる。これに対して、タイ国内で生産される自動車は5000台に1台のテストが義務付けられているとのことだ。

 輸入車のテスト料金は、ガソリン仕様車が1台当たり7万8645バーツ、軽油仕様車は4万8645バーツ、オートバイの場合エンジン排気量150cc以上が、5万2965バーツ、150cc以下は4万8685バーツに設定されているという。また、テスト期間は、90~120日だとしている。同首脳によると、並行輸入車は市場で50万バーツほど安価なため、消費者の選択肢となっていたとのことだ。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


タイ国内新聞記事クリッピングサービス
ARKでは、タイで発行されている新聞記事の中からご希望のテーマに関する新聞記事をご提供するクリッピングサービスを行っております。
クリッピングサービスに関するお問い合わせは以下よりお気軽にご連絡ください。

クリッピングサービスのお問い合わせ

  1. HOME
  2. タイビジネスニュース(2014年7月)
  3. 並行輸入車が、不公平待遇?