タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　タイ中央銀行(BOT)国内経済局首脳が、この程明らかにしたところによると、今年1月以来、経済が昨年の大洪水から回復傾向にあるという。これは、洪水の影響を被った多数の工場が生産再開に踏み切っていることに起因するもの。今年同月の生産指数は、昨年同月比で15%縮小へと改善が見られるとのことだ。昨年12月の同指数は、前年同月と比較して25%の下落を示したとしている。

　BOTによると、今年同月に自動車産業の生産は、平常時と比較して70%まで回復を示したという。家電製造は45%まで回復を示し、集積回路製造は55%、コンピュータ用ハード-ディスク・ドライブ製造は45%まで回復したとしている。

　今年同月は、観光業を始め、投資や消費が促進されたという。昨年12月の平均残業時間が、1.6時間だったものが、今年同月に1.7時間へ延長されたとのことだ。昨年第4四半期に国内経済が停滞したものの、予測より早期に回復を示したことで、今年は昨年比で急成長を示す可能性が高いとしている。

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