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　日産モーター(タイランド)社首脳が、この程明らかにしたところによると、今年の同社新車販売台数が、目標台数に満たない可能性があるという。これは、新車市場が縮小傾向を示すと共に、タイ国内の景気がやや芳しくないことによるもの。同首脳によると、今年の経済成長率が1.5%に留まる見込みだとしている。また、ゴムを中心に農作物の価格が回復を示していないとされる。

　同首脳は、インラック・シンナワット政権が第1台目自動車購入に関する税還付政策を実施する前の自動車市場は、70万～80万台だったと述べた。しかし、2012年から昨年にかけて同市場が、100万台を超過したとのことだ。同政策により、人為的に新車販売市場を作り出し、需要の先食いをしたという。

　同社によると、年内の新車市場は、約85万台に留まるとしている。これは、タイ工業連盟(FTI)自動車工業部会の新車販売予測台数、90万台を下回るもの。同社は、今年4月からの財政年度上半期中に3万台の販売台数だったとされる。今財政年度の販売目標台数は、10万台だったとのことだ。しかし、これを7万～8万台へ下方修正する見込みだという。昨年度の販売台数は、7万4000台だったとされる。2012年度は、13万8000台だったとしている。

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