タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　タイ荷主協議会(TNSC)首脳が、この程、明らかにしたところによると、今年の輸出成長率が当初予測の1.6%を下回る見通しだという。これは、今年8月の貿易状況を反映したもの。世界的な経済回復が遅延していることにより、米国、欧州、日本の輸入が低迷しているとされる。とりわけ、自動車や同関連部品の輸出は、各自動車メーカーが近隣諸国へ生産移転したことにより、伸び悩んでいるとしている。同首脳によると、タイの輸出競争力は、低下を継続する見通しとのことだ。これは、タイ国内の物流コストが上昇し続けているため。

　商務省によると、今年8月の輸出は過去32ヶ月間で最低水準の数値だったという。今年同月の輸出額は、189億ドルに留まり昨年同月と比較して7.4%の縮小を示したとされる。今年7月は、0.85%の減少だったとしている。同省によると、今年8月の輸出額が、減少を示した要因は、世界経済の回復遅延とのことだ。

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