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タタが、中国製品規制を求める
 インドに本拠を置く製鉄会社タタ・スチール(タイランド)社首脳は、この程、中国製鉄筋の輸入に対して許可を与えることを中止するべきとの見解を明らかにした。これは、タイ国内の鉄筋需要に対して、国産品で賄うことが可能なため。建設に使用される再生鉄筋の需要は、年間ベースで220万トンだとされる。これに対して生産量は、最大700万トンだとしている。同首脳によると、生産量の拡大は可能なものの、安価な中国製鉄筋の流入により、これが阻まれているとのことだ。

 同製品の許可は、タイ工業基準研究所が行っているという。この許可を停止することが、効果的だとされる。その他の保護策は、効果が見られるまでに時間がかかるとしている。タイ国産の再生鉄筋価格は、1キログラム当たり19バーツとのことだ。これに対して、同国の輸入品は、15バーツだという。

 同市場では、更に鉄筋価格が安価となるとの噂により、利用者が購入を控えているとされる。同首脳は、タイ政府が公共投資を促進しているため、建設事業が増加を示していると述べた。しかし、現状では鉄筋輸入が安定的に増加を示し、国産の鉄筋は僅かな伸びに留まるとされる。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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