セメント需要が、伸び続ける│タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　高圧鋳造のサンコー・ダイカスティング(タイランド)社首脳は、この程、タイ証券取引所(SET)のMAI市場へ上場する計画を明らかにした。同計画は、事業拡大を目指し、資金を潤沢にすることを狙ったもの。同社の資本金は、8800万バーツで支払い済みだとされる。また、同社株式のうち、主要株主は、JTWアセット社が50.35%、Vネット・キャピタル社が27.95%、カツモト・マサミ氏が21.25%をそれぞれ保有しているとのことだ。

　同社は、資本金を1億1000万バーツへ引き上げ、4400万株を1株当たり0.5バーツで市場に流通させる意向だという。同社は、東部ラヨン県ロジャナ工業団地に位置するとしている。同工場の敷地面積は、9ライ(1ライ=1600平米)だとされる。同社は、アルミ及び亜鉛鋳造加工を行っているとのことだ。同社の納入先は、自動車を始め、オートバイ、家電・電子、農業用機械などだという。同首脳によると、ここ数年間の自動車産業の成長に伴い、同社の業績も向上しているとされる。

　同社の昨年初め9カ月間の売上高は、前年並みの3億6400万バーツだったとされる。これに対する純益は、1億4800万バーツにのぼったとしている。前年同期の純益は、103万バーツだったとのことだ。同社は、自動車部品を手がけることにより純益率を向上させたという。

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