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PTTが、LPGを緊急輸入へ
 製油・石油販売のPTT社首脳が、この程明らかにしたところによると、来月に輸入する液化石油ガス(LPG)の輸入量を急遽、倍増したという。これは、ミャンマーから輸入している発電用天然ガスの供給が、来月一時停止することに起因するもの。同社は、7万トンを来月初旬にタイに輸送させ、更に同月下旬に7万トンを輸入する手配を行ったとされる。同社は通常、7万トンを月に1回輸入するペースだとしている。このため、同社が今年輸入するLPGの量は、合計240万トンにのぼるとされる。

 同社は、ミャンマーのヤダナ・ガス田の開発に絡む企業の25%の株式を保有しているという。残り75%は、操業を行っているフランス系企業が保有しているとされる。同ガス田は、1日に6億5000万立方フィートを産出しているとのことだ。しかし、整備を行うため、来月5~14日まで産出が停止するとしている。

 これとは別に、ヤタグン・ガス田は、タイに1日11億立方フィートの天然ガスを供給しているという。これらの天然ガス供給量は、タイ国内の発電量の70%を担っているとしている。タイ国内の電力発電能力は、全体で3万1600メガワット(MW)とのことだ。このうち、4100MWは、ヤダナ・ガス田に依存しているという。これらの発電所は、代替燃料として重油や軽油を使用することが不可能だとされる。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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