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CATが、既存通信網の維持望む
 国営通信企業のCATテレコム社首脳が、この程明らかにしたところによると、今年満期を迎える一部通信事業に対する許可を延長するよう働きかけるという。同社の通信営業許可は、今年9月15日をもって満期となるとされる。この後は、トゥルー・ムーブ社が12.5メガヘルツ(MHz)の周波数帯を利用して継続し、1800MHz周波数帯通信は、AIS社系列のデジタル・フォン社(DPC)が引継ぐとされる。現行法では、CATテレコムが使用している周波数帯通信は、一度国家放送通信委員会(NBTC)へ返還されるとのことだ。

 一方、同首脳によると通信業務プロバイダーとなる同社にとって、引継ぎ期間が1年以上必要だという。同社が引継ぎに必要な期間は、最低2年間だとしている。タイ国内の通信事情は、官民が現行法の下で混乱を示しているとされる。第3世代(3G)通信もままならない現在の状況で、第4世代(4G)通信を導入するよう準備している企業もあるとのことだ。

 この混乱の一因は、最高裁判所から実刑を下され、海外逃亡中のタクシン・シンナワットにあるという。タクシンが首相だった当時、自分が実質的なオーナーだったAISを優遇したことが現在に至るまで影響を及ぼしているとされる。現在も、タイの3G通信は国際基準のものではないとのことだ。 


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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