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　国家食品研究所(NFI)首脳が、この程明らかにしたところによると、今年タイの食品輸出が昨年比で6%の成長を示す見通しだという。これは、NFI、タイ工業連盟(FTI)、タイ商工会議所が協力して弾き出した数値。昨年食品輸出高は、9720億バーツにのぼったとされる。これは、前年比で僅か0.8%の増加に留まるもの。昨年低成長となった食品輸出の要因は、米国、欧州の消費者の購買力が低下したことによる。昨年、輸出された食品のトップ5は、コメ、砂糖、エビ、ツナ缶、鶏肉だったとされる。

　同首脳によると、今年の食品輸出は前年比で3.9%へ下落する可能性があるという。バーツが、ドルに対して28.50バーツとなる際、タピオカ、野菜、果実が深刻な影響を被るとのことだ。しかし、NFIによると、タピオカ、鶏肉、ペット・フードを含むツナ缶は有望だとしている。同グループは、タイ食品産業を保護するため、インラック・シンナワット政権に対して、最低賃金上昇に対する救済策を要請する方針だという。この救済策により、生産コストを削減することで、中国を始めカンボジア、ミャンマー、ベトナムへの市場参入を目論むもの。

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